クレジット業界とはこんなところ
クレジットカードは、おそらく皆さんも一枚や二枚は、お持ちになっているのではないでしょうか。国内で発行されているクレジットカードの総数が、およそ2億8900万枚ということですから、なるほど、とうなずけますよね。それほどクレジットカードは、私たちの生活に密着した存在となっています。
クレジット会社は、銀行系（JCB、三井住友、三菱UFJなど）信販系（セントラルファイナンス、オリエントコーポレーション、ジャックス、アプラスなど）、流通系（OMCカード、クレディセゾン、イオンクレジットなど）その他メーカー系（日立キャピタル、ソニーファイナンス、JALカード、トヨタファイナンス）と大まかに分類することができます。
この中でも、銀行系は、一番発行枚数も多く、すでに1億万枚以上発行されています。信販系は、ショッピングクレジットの草分けともいえる存在で、低金利で融資限度額の大きいのが特徴です。流通系は、ポイントやサービスなどの特典をつけて利用者を増やしてきました。クレジット業界は、1人でも多くの利用者を獲得するため、可能な限りカード利用率を高めるために、各社しのぎを削って、熾烈な競争を展開しているのが現状です。
審査業務の仕事内容
クレジットカードの審査業務は、ひとことでいいますと、クレジット作成を申し込んだ人に対して、果たしてこの人にカードを提供しても大丈夫かどうかをチェックするお仕事です。
最近は、審査業務の効率化をはかるために、「自動審査システム」なども導入されているようですが、まだまだ、人の手が必要です。クレジットカードは、カードを利用して買い物をした人に、クレジット会社が立替払いをして、後から利用者にカード利用請求当然、お金が絡んできますので、審査は慎重に行われなければいけません。いくら「自動審査システム」が進歩したとしても、全てを機械まかせにするというわけにはやはりいきません。
一般的に審査業務は、おおまかに「受付」「調査」「確認」「審査」と各部門に分けられています。「受付」業務についても、各クレジット会社によって、さらに細かく分類される場合もあります。細かい分類につきましては、それぞれのクレジットカード会社によって変わってきますので、大手の求人情報サイトであるリクナビ派遣 などで、確認していただければ、理解していただきやすいと思いますが、こちらでも、これから「受付」」「調査」「確認」「審査」のそれぞれの業務について、より詳しく見て行くことにしましょう。
審査業務の「受付部門」の仕事内容
受付業務は、クレジットカードの利用申込書を受け付ける業務です。受け付けといっても、窓口業務として行われているクレジットカード申し込み者の受付ではありません。
クレジット会社の各支店から集められてきた申込書をチェックしたり、スキャナーに申込書の画像をとりこんだり、申込み書の内容をコンピューターの端末に入力する作業などが行われます。また、入力する際に、申込み書の記載内容に漏れなどがある場合に、利用申し込み者に返却する作業なども行います。さらに、入力を終えた申込書の現物の整理をしたり、保管する業務が加わる場合もあります。保管を倉庫業者に委託している場合は、その受け渡し作業なども行います。
受付業務は、主に派遣やパート、アルバイトが行っていて求人も多いです。大手のクレジット会社などでは、審査業務の中から独立して受付業務だけを募集している場合もありますし、「審査業務」で募集し、採用後、ふりわけられる、という場合もあります。詳細は、リクナビ派遣 の求人案内などで確認なさってみてください。リクナビ派遣は、大手ですので、募集している会社の情報量も多く、仕事内容などがわかりやすく掲載されているので、参考になると思います。
審査業者の調査部門と確認部門の仕事内容
クレジットカード会社の、審査業務における調査部門では、主に、クレジットカード申込者の本人確認、所在確認が行われています。具体的には、住宅地図や名簿、住民票、法人の商業投機謄本などを用いて、本人の所在や在籍の確認などが行われています。クレジットカードを申し込む際に義務付けられるようになっている「身分証明書の写し」などのチェックも行われます。
確認部門は、クレジットカード申込者のところに電話をして、本人の意思確認をはじめ、申し込み内容について、実際のやりとりをして、確認する業務を行います。なかなか確認のとれない場合は、申し込みを却下しなければならないケースも出てきます。しかし、クレジット会社側としましては、なるべく多くの申込者にカードを利用してもらいたいというのが本音ですので、連絡がつくまで、朝、昼、晩と根気良く電話をかけ続けなければならない、ということもあるようです。
確認業務の部門は、主に派遣やパート、アルバイトが行っていて、求人も多いです。大手のクレジット会社などは、審査業務の中から独立して確認業務だけを募集している場合もありますし、「審査業務」で募集し、採用後、ふりわけられる、という場合もあります。詳細は、リクナビ派遣 の求人案内などで確認なさってみてください。
審査業務の審査部門
審査部門は、クレジット会社の審査業務の中で、核となる重要な部門です。最終決済や最終決済前の最終チェックが行われます。決裁前の最終チェックの具体的な内容としては、申込みに記載されている情報が、自社や他社の情報（利用状況など）と一致するかどうかという照合作業があります。また、入力ミスの最終チェックなども行われます。
最終チェックによって、情報不足のための再度電話確認業務や、対象外として却下されたものを除外する作業が行われます。最終チェックを終えた書類が、決済者によって決済されることになります。
審査部門は、場合によっては、却下となった顧客からの電話での問い合わせに対応するという業務も必要になってきます。審査業務の部門は、主に正社員によって行われています。決済前の最終チェックは、細かい作業も多く、主に女性社員で構成されている場合が多いです。正社員が多いとはいえ、大手のクレジット会社などでは、最終チェック段階の細かい作業のアシスタント的な役割として、派遣やアルバイト、パートを募集している企業もあります。詳細は、リクナビ派遣 の求人案内などで確認されることをおすすめします。
